侍ジャパン 女子代表(マドンナジャパン)強化試合

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2014.04.13

投球をする磯崎由加里選手

 初日は1試合、2日目は2試合が行われ、いずれもマドンナジャパンが勝利した。3試合の得点結果は初日が12対7、2日目第1試合が14対8、第2試合が11対2。しかし、この時期の勝敗や得失点は大きな問題ではない。大倉監督は、ヒットエンドラン、バントエンドラン、ディレードスチールなど、積極的に足を絡めたサインを出し、選手たちの反応を見極めていた。また試合中でも、ベンチ内のメンバーに向けて、「今のサインの意図は~」、「この場合、サードランナーは~」と、自らの目指す野球観をチーム全員で共有するべく、積極的な会話を心がけていた。

 前回大会MVPに輝いた磯崎由加里(侍)、前々回大会MVPの六角彩子(侍)もともに本番に向けて順調な調整を続けている。10代の選手たちも順調に「日本代表」の誇りをその身にまとい始めている。代表候補選手は現在26名。これから、5月、6月の合宿を経て、少しずつ人数が絞られていく予定。

 また、大倉監督、清水コーチはともに、女子プロ野球(JWBL)の試合視察を行っており、前回の2012年第5回カナダ・エドモントン大会のように、女子プロ選手たちの代表招集も視野に入れている。女子プロ野球を代表するスター選手と実力派アマチュア選手たちとのドリームチームが今大会でも見られるはずだ。

 大会本番まで残り4ヵ月強。第3回・松山大会、第4回・ベネズエラ大会を制し、今大会より、再びチームを率いることになった大倉監督が、今後、どのようなチームを作り上げていくのかに注目したい。 

(文・写真/長谷川晶一)

【女子野球ドットコム編集部】



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